最近よく聞くお悩み
こんにちは。
my shoes factory-haku 89です。
今日は珍しく、実験ブログです。
コロナ禍になってずいぶんと経ちますが、
最近よく聞くようになったお悩みがあります。
手指消毒のアルコールが靴に落ちて、
色が落ちてしまった or 染みになってしまった
なるほど…コロナ禍ならではのハプニングですね。
というわけで今回は、
「革にアルコールがつくとどうなるか?」
という実験をやってみました。
ちなみに、解決方法もしっかり書いてますので安心して読み進めてください^^
こちらが実験の様子。
色んな革にアルコールを落として、2〜3分放置してみました。
手っ取り早く、結果からご報告します!
革にアルコールがつくと、起こるパターンはだいたい2つです。
・色が抜けてしまう(↓こんな感じです)
※アルコールの濃度によって色の抜け方は差がありそうです。
これは悲しいですね…お気に入りの靴ならなおさらショックです。
そしてもう一つは、
・染みになってしまう(↓こんな感じです)
黒く染みになってますね…
アルコールだし、気化したら目立たなくなるのでは?
とも思いましたが、時間が経っても変わりませんでした。
触ると若干、アルコールを付けた部分が凹んでいました。不思議です。
でも、黒っぽく染みになる感じなので、
黒い革の場合は目立たないかもしれません!(勝手な期待)
では、色が抜けてしまった、染みになってしまった靴は
もう、どうにもならないのか?
と言うと、そんなこともありません。
というわけで、ここからは解決編です!
ざっくり、解決方法は2つです。
①事前に防ぐ
②色を入れて隠す
うーん、わかりにくいですね。
まず、「事前に防ぐ」から説明します。
基本的には新品の靴におすすめの加工なのですが、
革に特殊な液体を染み込ませて表面に保護膜を作り、汚れを付きにくくする、
「プロテクト加工」というものがあります。
例えばこの革。
黄色い線で区切っている左側がプロテクト加工をしていないもの、
右側がプロテクト加工をしているものです。
これに水を吹きかけると…
加工をしていないものは、ぐんぐん水を吸ってしまいますが、
加工をしているほうは、水を弾いてくれます。
そしてどうやらこの加工がアルコールに対してもある程度有効なようです。
すっかり色が抜けてしまったこの革も、
同じ革ににプロテクト加工をして
アルコールを垂らしてみたところ…
うっすら跡は残るものの、色の抜けは防ぐことができました!
こちらの黒く染みになってしまった革も、
同じ革にプロテクト加工をして
アルコールを垂らしてみると…
アルコールはほとんど染みませんでした!
これはかなり効果が期待できますね^^
プロテクト加工 4,400円(税込)
所要時間:30〜60分
※効果は約半年です。
新品の靴や、まだアルコールは落としたことないけど、
これからそういうこともあるかも…と心配な方にはとってもおすすめです^^
雨の多い今の季節にもおすすめの加工です。
さて、次は「色を入れて隠す」を説明します。
これは、色が抜けてしまったり、染みになった部分に
元の革に近い色のクリームを塗って目立たなくするという方法です。
例えば、色の抜けてしまった部分に
革の色に近い色のクリームを塗ると
なんとなく隠した感は残りますが、目立たなくはなりました。
こちらの、黒く染みになっていた革にも
近い色のクリームを塗ってみました。
うっすら跡は残るものの、なんとか目立たなくはなりました!
お手入れ 1,200円(税込)
所要時間:20分〜
※靴の状態によってはお預かりする場合がございます。
こちらのお手入れは、
すでに色が抜けてしまった or 染みになってしまった靴に有効です!
かなり長くなったのでまとめます!
・手指消毒のアルコールで靴に染み or 色が抜けてしまったというお悩み増えてます!
・プロテクト加工、お手入れ…色々方法があるので諦めずにご相談ください!
・すでに染み or 色が抜けてしまった靴には、お手入れ+プロテクト加工が最強です!
その他の靴の修理や、履き心地のお悩みもお気軽にご相談くださいね^^
それではまた!
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