本物を見ることの幸せ
みなさまこんにちは、岡山店の野村です。
だんだんブログが長いと評判になってきました 笑
今日もお付き合いください。
先日、久しぶりに岡山県立美術館に行ってきました。
これを見るためです。
「ポーラ美術館コレクション-モネ、ルノワールからピカソまで-」
モネ、ルノワール、マティス、セザンヌ、ゴーガン、ピカソ・・
書き並べただけでもうっとりするような豪華なラインナップです。
これは見てうっとりしないわけがありません・・!
好きな画家はたくさんいますが、
私は格別にモネが好きです。
あまりにも有名な画家なので、
モネが一番好きだと言うと、ミーハーだと思われるふしもありますが・・・
初めてモネの絵に出会った日のことを、
今でもはっきりと覚えています。
中学2年の夏、ふらっと入った広島の美術館。
一枚の絵の前で動けなくなりました。
それが「クロード・モネ/セーヌ河の朝」でした。
こんなに美しい絵があるのかと初めて思いました。
私には、水面が本当に輝いているように見えました。
それから美術の先生に片っ端からモネの画集を借りて、
モネの絵に没頭しました。
そんなモネの絵が岡山に来るとなれば、
見に行かないなんてありえません。
マティスも好きです。ピカソも好き。ルノワールも美しい。
でもこれだけ豪華な面々が揃っていても、
私にはやっぱりモネの絵が特別でした。
どんなに他の絵が並んでいても、モネの絵だけ輝いて見えるんです。
部屋に足を踏み入れた瞬間に、
その輝きで、あ、そこにモネの絵があるなと分かるんです。
不思議ですね。
画集で見るのも素敵です。
でもやっぱり、本物には敵わない。
絵に限らず、コンサートにしても舞台にしても
憧れの遠い国にしても、本物を感じられることって、とっても幸せですね。
さてさて前置きが大変長くなりましたが、笑
そうして思い出したのがこの本です。
原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』
もちろん中山靴書店にも置いております⭐︎
アートを題材にした小説を書かせたら右に出るものは無し!
と、原田マハさんのことを勝手に敬愛していますが、
この作品では、モネ、マティス、ドガ、ゴッホにピカソ・・・
印象派を支えた巨匠たちの人生が、史実を交えながら描かれています。
この作品を書いていた時、
彼らがどんな境遇にあったか、
どんな思いを抱えていたか。
そして彼らの代表作が、どのようにして生まれていったか。
巨匠たちの仕事をすぐ隣で見ているような、
幸福な気持ちにさせてくれます。
そしてまた芸術がいっそう好きになります。
もちろん販売もしておりますが、
メンテナンスやインソールの作成中、
少しでも手にとっていただけたら幸いです。
どこにあるか分からない・・!いう方は
野村まで声をお掛けください!
それではまた。